2014年10月4日土曜日

その気持ち、分かるなあ

15歳、歳上の西野さん、三年位前にシーツに足を引っ掛けて転んで入院してから、次の年は、ダンプで排雪作業中に脳梗塞になり、後遺症で左腕にあまり力が入らなくなり、今年の初めは転びかけて、力の入らないほうの左手で支えきれずに肩を骨折したとの事、今日、朝預かっているタイヤを取りに来て、社長に頼みごとばっかりして恐縮だわあ、いっつも一円にもならないことばかり頼んでと抹茶入り玄米茶とお菓子をくれて、西野さん気使わないでと言いながら話していると病気したり怪我したりで、皆に迷惑かけて、薬代は高いし、死んだほうが楽だわあと真剣な顔で言う始末
困っちゃったねえ、人間調子良い時はいいけど、歳をとり病気がちになると本当参っちゃうよねえ

話し変わって、男はつらいよのDVDを何作か買って見ているのだが、今日買って見た33作目、夜霧にむせぶ寅次郎の中で、寅さんの昔の舎弟、登(のぼる)に旅先で偶然に会う

登は元の兄貴分に会って、喜び、自宅に行って飲もうと誘う、登は今は、嫁と食堂を営んでおり、寅さんも一緒に登の食堂に一旦は行くのだが

食堂に着くと登は嫁に、食堂はもう今日は閉めろだの、刺身を買って来いだのという、それを見ていた寅さんが元の舎弟、登に言う

お前は今は堅気の商人だ、もし、俺が、この店に来て、お前に酒を飲ませろと言っても、お前は、俺に私は今は堅気の身分です、あなた方の話しに付き合うことはできませんので帰ってくださいとお前に言われたとしても俺たち渡世人というのは、ああそうですか、それはすいませんでした、失礼させていただきますとそう言わなければならないんだぞと登を嗜め(たしなめ)登の前から姿を消す

分をわきまえるとはこういうことを言うのだろうと思う

今日は大雨に降られ、参った、問屋の若い衆も合羽着てみんながんばっている、俺も頭から足までびしょ濡れだ、ダンプでがんばる西野さん、大雨の中、雑品集めてがんばる俺、みんながんばっている、皆に負けないようにがんばるだけだ、他意は無いし、自慢話をする気にもならない、だけど土日休みとか、完全週休二日制とか、聞いて言われて久しいが、俺の周りには、そんな人はほとんどいない、自分で選んだ道、自分で選んだ雑品屋渡世、まあ寅さん風に言うと渡世人のつらいところよという感じだねえ

銅くず、電気の線くず、水道蛇口の真ちゅうくず、ガスのメーター、アルミホイール、ステンレスくず等々ありましたら売ってくださいねえ

TEL011-676-6264 
札幌金属くず商雑品屋のシンタニです
http://www.shintanitire.com/



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